2018年10月現在、品川駅構内に期間限定ショップとしてブリフトスタンド(BRIFT STAND)がオープンしています。
先日、初めて利用しましたので、ブリフトスタンドでの靴磨きの情報を紹介します。
Contents
ブリフトスタンドとは?
靴磨き職人(シューシャイナー)の長谷川裕也氏が代表を務めるブリフトアッシュ(Brift H)と、駅ナカ等に「出張直売所モデル」=「1坪ショップ」を展開している生産者直売のれん会が提携して誕生した靴磨き専門ショップです。
長谷川氏自ら監修と指導を行い、その技術を受け継いだスタッフが世界水準の靴磨きサービスを”エキナカ”で提供をします。サービスメニューは、“エキナカ”で気軽に靴磨きを体験していただきたく『Brift H』の入門編とも言える内容です。オープン初日には長谷川氏自らも店頭に立ち、期間中には日本選手権優勝者など実力派のシューシャイナー陣を日替わりゲストとして招聘する予定です。また、BRIFT STAND オリジナルのシューケア用品や、Shoesaholic社協力の元でヴィンテージ靴などの販売も行います。
出典:https://www.noren-kai.com/cgibin/io-upload/file-topic-1/ea7179d2d5f4b5ed.pdf
ブリフトスタンドは、2018年6月に品川駅ナカに初出店され、以降にも、
2018年9月6日~9月19日@JR東京駅改札外 動輪前
2018年9月21日~10月31日@JR品川駅構内
2018年10月1日~12月末@JR神田駅改札前
の日程で出店しています。
ブリフトスタンドショップ情報
ブリフトスタンドのインスタグラムには、靴磨き職人がピカピカに磨いた革靴の写真が投稿されています。
出店期間や出店場所等の情報も記載されているため、最新情報はインスタグラムを確認するとよいかもしれません。
東京駅での出店
私は、通勤の乗り換えで東京駅を利用しており、2018年9月の東京駅での出店時にたまたまブリフトスタンドを見かけました。
私はこれまで靴磨きをお願いしたことがなく、せっかくの機会なので初めての靴磨きをしてもらいたいと思っていましたが、あいにくお客さんが多くいた時間帯だったため、泣く泣く断念しました。
東京駅の出店終了後、品川駅構内で出店していることを知り、仕事帰りの平日に伺いました。
品川駅での出店場所は?
品川駅ナカにあるエキュート品川サウスの一画にある、サニーコートと呼ばれるレストスペースに店を構えていました。
バーのようなカウンターに、お客さん用に3脚の椅子が設置されていました。靴磨き職人の方は、カウンターを挟んだ向かい側に立ち、お客さんの目の前で靴磨きをしていきます。
人通りの多い場所ということもあり、私が磨いてもらっている間にも、何人かのお客さんが来店していました。
靴磨きメニュー
ブリフトスタンドでは、
レギュラー(Regular):クリーナー、保湿クリーム、鏡面仕上げ 20分2000円
クイック(Quick):クリーナー、保湿クリーム 10分1000円
の2つのメニューしかありません。
駅ナカに出店していることを考えると、電車移動の乗り換え時や、帰宅途中に気軽に立ち寄れる所要時間と価格であり、駅ナカでの靴磨きに合っているメニュー構成と感じました。
私は、せっかくプロに磨いてもらうのだから、と思い、鏡面磨きもしてもらえるレギュラー(20分2000円)のメニューにしました。
RENDO(レンド)のパターンオーダーしたプレーントウR7704を靴磨き
当日は、2018年春のパターンオーダー会で購入したRENDO(レンド)のプレーントウR7704を磨いてもらおうと考え、その日はR7704を履いて出社しました。
私は普段、ワックスを使った鏡面磨きをしていません。ワックスであまりにも光らせると嫌味な印象にもなりますし、革本来の美しさがマスクされてしまうような気がするためです。
しかし、プレーントウはそのシンプルすぎるデザインであること、特にR7704はスタンダードなフォルムであることから、履きこなすのが何となく難しいと感じていました。
プレーントウならば、つま先の鏡面磨きがとても映えますし、鏡面磨きすることでかえって履きこなしやすくなるのでは、と考えました。
RENDOの靴は鏡面磨きが難しい?
担当してくれた靴磨き職人は、なかなか若い方でした。
靴磨きを開始した直後に、「20分を超えるかもしれませんが大丈夫ですか?」と言われました。その理由を聞くと、この革を鏡面磨きするには時間がかかるため、とのことでした。
隣で別のお客さんの靴を磨いていた職人の方曰く、RENDOが使っている革は毛穴が大きく深いため、特におろしたての場合はワックスで毛穴を埋めるのが大変だそうです。そのため、短時間で鏡面磨きするのが難しいとのことでした。
私の靴を担当してくれた靴磨き職人の方は初めてRENDOの靴を磨いたそうですが、使われている革を見てすぐに鏡面磨きの難しさを把握したことに感心しました。
なお、私が履いているRENDOの革靴は、既成靴で使われている通常の革ではなく、パターンオーダーでデュプイ社のサドルカーフに変更しています。しかし、それでもワックスで光らせるのが難しく、特に踵がなかなか鏡面磨きできずに、職人の方は苦労していました。
靴磨き完了
結局、20分を少し過ぎたころに完了しました。職人の方は、うまく鏡面磨きできずに「悔しい」、「もう一度来ていただければさらにきれいに光らせます!」と仰っていましたが、素人の自分では決してできないほど艶やかに鏡面磨きしていただき、私は十分満足しました。
なにより、職人の方が楽しそうに磨いているのが印象的で、この仕事への情熱や楽しさがあふれていたのが印象的でした。
革靴と靴磨きグッズを販売
また、ショップには、RENDO(レンド)、JALAN SRIWIJAYA(ジャラン スリウァヤ)の靴が販売していました。また、シューホリック(SHOEAHOLIC)の中古靴も置いてありました。
さらに、シュークリーム、シュークリーナー等のメンテナンスグッズや、革小物、長谷川裕也氏の著書も販売していました。
靴磨きしてもらったピカピカの靴を履いていると、背筋がピンと張り、歩き方も変わってきますね。また機会を見つけて伺おうと思います。
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