私たちの働き方や会社に対する認識は、親世代から大きく変わりました。親世代は、高校や大学を卒業後、1つの会社に定年まで勤めるのが普通であり、またそれが良いことという共有認識がありました。
しかし、いまや新卒の新社会人の3割が3年で退職しているとのデータもあり、転職が当たり前になりました。
私は、関連組織への出向を含めると、4回職場が変わっています。また、同じ組織での部署異動も含めると、7つの部署を経験しています。
私自身は、転職したことをよかったと感じていますが、もちろんデメリットもあります。私の経験から、転職することのメリット・デメリットを挙げます。
Contents
転職のメリット
自分の強みを再認識できる
職場や仕事内容が変わると、それまで自分が当たり前のようにしていた仕事や知識は、ほかの人にとって貴重な情報になることを知ることがあります。特に、仕事の進め方や組織体制等は、実際に働いていた人にしかわからない情報であり、その情報が重要な情報になることもあります。自分の意外な強みを見つけられることもあります。
新しいことを吸収できる
今までのキャリアに関連した仕事に転職したとしても、組織が変われば仕事のやり方は変わります。また、新しい知識やスキルが必要となる場面もあります。新しい仕事を通じて新しいことを吸収できることは、転職の大きなメリットです。
待遇の改善が期待できる
転職活動の際、募集要項では具体的な年収はなかなか提示されていないこともありますが、採用内定時に、年収に関する提示書が提示されます。転職を考える際、待遇面の改善を目標にするケースもあるかと思いますし、内定が出てから承諾書を提出するまでの間は、自分が会社を選ぶ立場になります。
提示された年収を上げてもらうよう交渉することも可能なようですし、自分のこれまでのキャリアを評価した待遇を提示してくれる会社は望ましいです。
・自分の強みを再認識できる
・新しいことを吸収できる
・待遇の改善が期待できる
転職のデメリット
組織や仕事内容が自分に合っているかわからない
こればかりは、実際に転職して仕事をしてみないことにはわかりません。多くの人にとって働きやすい職場であっても、自分に合っているかどうかはわかりません。そういう意味で、新しい環境への適応能力が求められます。
即戦力としての働きを期待される
高校や大学を卒業した新社会人とは全く異なる立場です。「入社したばかりでわかりません」、「この会社では新人なのでわかりません」という言い訳は通用しません。中途で採用する人には、即戦力としての働きや、組織に新しい風を吹かせることを期待されています。しばらくは、同僚や上司から値踏みする眼で評価されることになるプレッシャーがあります。職場環境や仕事内容になれるまでのストレスが多いです。
ボーナスや有休の日数が少なくなることも
会社にもよりますが、年度途中の転職ではボーナスや有休が少なくなることがあります。
例えば、4月が年度開始の会社に9月に転職した場合、その年度は9月~翌年3月までの7ヵ月しか働いていないことになるため、ボーナスが7/12になることもあります。しかも、就社した年度の冬のボーナスに加え、翌年度の夏のボーナスまで7/12になるケースもあります。
また、有休は転職前の残日数を持ち越すことはできず、ゼロからの再スタートになります。
・組織や仕事内容が自分に合っているかわからない
・即戦力としての働きを期待される
・ボーナスや有休の日数が少なくなることも
転職は自分のキャリアを見つめなおすチャンス
もはや、自分が定年を迎えるまで会社が存続しているかどうか未知数です。1つの会社の中でしか生きられない人にとってはリスクが大きいです。どんな職場でも経験やスキルが評価されるような人材になることを心に留めて、自身のキャリアを考える必要があります。
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