カラダのコト

海外の超一流科学誌が示す年末年始の体重増加を防ぐ方法【クリスマス・正月太り対策】

クリスマス・正月太り対策

年末年始はクリスマスとお正月が続き、体重が増えてしまいがちです。

「正月太り」という言葉もあるとおり、普段節制している人でも、この時期は様々な誘惑があり、体重管理が難しくなります。

 

British Medical Journal (BMJ)という超一流の医学誌があります。国際的にもかなり有名な科学誌で、科学誌の評価指標であるインパクトファクターは47.7とかなり高いです。

BMJとは?

ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(イギリス医師会雑誌:British Medical Journal)の略称で、1988年からBMJが正式名称となっているイギリスの医学誌である。British Medical Associationが監修し、BMJ Groupから発行されている。BMJ Groupからは他にも24種類の医学専門雑誌が発行されている。 国際的にも権威が高く日本でも医師であれば必ず読んでおくべき雑誌と言われている。 世界五大医学雑誌などと呼ばれる代表的な医学専門誌の一つである。

出典:Wikipedia「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」

 

そんなBMJでは、毎年クリスマスの時期に、ジョークを交えた論文がいくつも掲載されます。研究テーマは一風変わったものや俗世的なものを対象としています。しかし、さすがは一流誌だけあって、研究方法はエビデンスレベルの高いものばかりです。

2018年のクリスマス特集号BMJでは、「クリスマス休暇での体重増加防止のための行動介入の効果:ランダム化対照試験[Effectiveness of a brief behavioural intervention to prevent weight gain over the Christmas holiday period: randomised controlled trial]」という論文が掲載されています。

その論文の内容を紹介します。

「ランダム化」とは?

試験に参加した人(被験者)をランダムにある群に割り付けることを意味します。また、「対照」とは、介入の効果を比較するために、比較となる群(対照)を設定することを意味します。

複雑で、被験者数も多くなるため、簡単には実施できない方法です。その分、ランダム化対照試験で得られた結果は、エビデンスレベルの高いものとして評価されます。

最もエビデンスレベルの高い試験方法であり、その結果は科学的に頑健なものと言えます。

 

目的

クリスマス休暇期間中の体重増加を防ぐための行動介入の有効性を評価すること

→海外では年末年始の休暇のうち、クリスマス休暇(年末の休暇)を多く取得し、年始は早々に仕事を再開する傾向があります。そのため、論文では「クリスマス休暇」期間を対象に試験を行っています。

一方、日本では、年末はギリギリまで働いて、年始(お正月)休みをしっかり取得する傾向があります。年末なのか年始なのか、時期的に若干ずれますが、長期休暇期間の体重増加を防ぐ方法という意味で、この研究結果は日本でも当てはめることができるのではないでしょうか。

 

 

 

デザイン

・2グループ、二重盲検無作為化対照試験

・2016年と2017年のイギリスのバーミンガムで、BMI 20以上の18歳以上の272人が登録され、136人が短期行動群(介入群)に、残りの136人が健康的な暮らしのリーフレットを配布される対照群に無作為に割り付けられた。

ベースライン評価は11月と12月に行われ、フォローアップ評価は1月と2月に行われた(ベースラインの4〜8週間後)。

→「二重盲検」というのは、被験者も評価者も、どちらの群に割り付けられているかわからない状態のことを意味します。思い込みや介入を受けている意識による影響を最小限にできるため、エビデンスレベルが高くなります。

 

介入

介入群では、体重の定期的測定、体重管理のための情報、食べ物のカロリーを消費するのに必要な運動量に関する情報提供がされた。

対照群では健康的な生活についてのリーフレットを受け取った。

→介入といっても、何か特別な薬を飲んだり、積極的なダイエットをしているわけではありません。自分の体重を意識するための行動や、摂取カロリー分運動する量を被験者に提示しています。

 

結果

主要評価項目は追跡調査時の体重

試験開始前から開始後までの平均体重変化は、介入群では-0.13 kg(95%信頼区間:-0.4~0.15)、比較群では0.37 kg(0.12から0.62)だった。

介入群と対照群の体重の差は、−0.49 kg (95%CI: −0.85 to −0.13, P=0.008)だった。

→驚くことに、介入群では、年末年始を挟んだ後でも、体重が0.13kg減っています!この結果にはビックリです。

また、介入群では、対照群と比べて0.49 kg減少しています。介入の効果がはっきり認められています。

 

結論

定期的な体重測定、体重管理のアドバイス、食べ物のカロリーを消費するのに必要な運動量に関する情報提供を含む行動介入は、クリスマス休暇期間中の体重増加を防いだ。

→年末年始でも、自分の体重を常に意識することが重要ということですね。

 

Amazonで買ってよかったものリストを公開中

30代・共働き・子育てサラリーマンの私がAmazonで買ってよかったものリストを公開しています。

おすすめ商品を見る

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。