スコッチグレインは、サラリーマンのビジネスシューズブランドとして、ネット上でも人気が高いです。
いわゆるコスパが高いブランドとして、興味を持っているビジネスマンも多いのではないでしょうか。リーガルと並ぶ、Made in Japanのブランドです。
ファミリーセールには、仕事を抜け出して駆け付けたサラリーマンでごった返すのが定番です。
サラリーマンの足元を支える質実剛健なブランドです。
履き心地は正直イマイチ
正直言って、靴型(ラスト)は私の足には合わないです。ネットでもよく言われているように、特に踵の緩さを感じます。
脱ぎ履きの多い日本の文化を考慮したラストなのかもしれませんが、歩行時には踵を掴むような履き心地は得られません。
また、甲もかなり高いです。ウィズはEとやや細身です。私の足はEE相当ということもあり、通常よりも1サイズ(0.5cm)大きいサイズを選んだせいもありますが、甲を抑えるようなフィット感もありません。そのため、内羽根がほとんど閉じ切ってしまい、靴紐での微調整がしにくい状態です。
主にポールジョイント部と、きつく縛った靴紐で足首で、足を抑えるイメージです。
踵を掴むようなラストのRENDOとは対照的な履き心地です。
調整は中敷きを追加する
羽根が閉じ切ってしまったため、直営店で相談しました。タンパッド(甲側の革の裏側に革を張り、甲の高さを微調整するパッド)で調整するのかと思いきや、タンパッドは用意していないそうです。甲の高さを調整する場合は、中敷きを足して微調整することになるとのことでした。
中敷きは、半敷き(つま先から土踏まず辺りまでの中敷き)又は全敷き(つま先から踵までの中敷き)の2つから選べます。ただし、全敷きの場合は、踵部分も中敷きが追加されるため、踵が浅くなり、履き心地に影響が大きいため、半敷きを勧められました。
私は、半敷きを追加してもらったのですが、10回ほど履いていても履き心地の違和感が解消されなかったため、結局、半敷きを外してしまいました。
革質が良い
デメリットを挙げてしまいましたが、オデッサにも素晴らしい点があります。
スコッチグレインは、何よりも高品質の革を用いていることで有名です。同じ値段の他ブランドの靴と比べたとき、革質は文句なしにスコッチグレインの方が良いと思います。実際、シェットランドフォックスのケンジントンIIといった、オデッサよりも高額な他ブランドの靴と比べても、オデッサの革質が勝ります。
丈夫な印象で、多少の傷や汚れにも気にせず履ける魅力があります。決して安くはない靴ではありますが、ビジネスマンにとっては非常に重要な要素です。出張や外勤等、歩き回ることがある際も、オデッサを選ぶことが多いです。
スコッチグレイン専門の修理工場
匠ジャパンというスコッチグレイン専門の修理工場があり、修理体制が確立しています。
匠ジャパンは、スコッチグレイン専門修理会社のため、純正パーツで修理することが可能です。オールソール時にも、製造時のラストを用いて修理するはずで、革に負担なく修理することが可能でしょう。
私は2年以上前にオデッサを購入し、週1回ペースで履いていますが、つま先のゴム補修をしただけで、オールソールまではまだまだ履けそうです。この丈夫さはスコッチグレインの魅力の1つです。
ビジネスシューズとして割り切れば、スコッチグレインは足元を支える相棒です。履き心地など、目をつぶらなければならない点もありますが、それを補って余りうるほどの利点もあるブランドです。まだ試したことがない方は、「良い革靴」を選ぶ登竜門として、スコッチグレインを試してみることをお勧めします。
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